ライフプランニング活動

LIFE PLANNING

【CO・OP共済】こんにちはLPAです。『キャッシュレス時代の家計管理』2022年2月

△△今月のテーマ△△  
キャッシュレス時代の家計管理

みなさんはキャッシュレス決済を利用していますか?キャッシュレス決済は現金が動かないためお金を使った実感がなく家計管理が難しいと言われています。上手に家計管理するための方法を考えてみましょう。

1.カードの種類と決済のタイミングをご存じですか?


クレジットカード
現金を持ち歩かなくても
支払いができるカード
デビットカード
預金口座と紐付けられた
決済用カード
電子マネー
お金の価値をデータ化し、
カードやスマホなどに
お金の”機能”をもたせた
もの
決済の
タイミング
後払い即時払い  前払い
利用上限額あらかじめ設定された
利用限度額の範囲
預金残高の範囲内
(金融機関によっては
総合口座貸越を利用
できるところもある)
あらかじめチャージした
お金の範囲内
安全性サインで本人確認
カード再発行可
暗証番号で本人確認
カード再発行可
現金同様
紛失しても再発行不可

みなさんはどのカードを何枚もっていますか?利用ポイントがついたり、店舗ごとにカードが違ったりして複数枚もっている方も多いと思います。カード決済は現金と違って無意識のうちに使いすぎてしまうこともありますので注意しましょう。  

(1)クレジットカードを利用するときは

●クレジットカードの支払いは手数料のかからないものにしましょう
  手数料なし 1回払い、2回払い、ボーナス一括払い
  手数料あり ボーナス2回払い、分割払い、リボルビング払い 
●リボルビング払い(リボ払い)は手数料が高いので注意しましょう
<リボ払いとは>
利用件数や金額にかかわらず、毎月の支払額が一定になる支払い方法です。支払い金額は自分で設定することが可能です。利用した金額が増えても、毎月の支払い金額が変わることはありません。   
リボ払いによる支払いは、月々の支払い金額を一定に抑えられる反面、利用残高が膨らんで支払い期間が長期化しやすく、手数料の負担も大きくなってしまいます。

リボ払いの金利手数料は利用残高に応じて発生します。支払いが長くなればなるほど手数料負担が大きくなります。手数料は実質平均15%と非常に高く、支払いきれなくなるケースもありますので、注意が必要です。 
●使った時に記録しておき、請求書で再確認しましょう
使うカードを1枚にまとめると、利用状況が把握しやすくポイントも効率よく貯まりますクレジットカードの利用代金を返済できない場合は、信用情報機関に遅延や滞納の記録が残ります。信用情報機関に登録された個人の信用情報は5~10年間保管されます。そのため、一度利用代金の返済を遅延・滞納してしまうと個人信用情報に記録が残り、5~10年間は金融機関からの新規借入れやクレジットカードの発行がしづらくなります。カードを使ったら支払い金額を確認し、無駄な出費をしていないか、支払いは可能かを必ずチェックしましょう。

(2)デビットカードを利用するときは

口座残高以上は利用できないため使いすぎ防止にはなりますが、事前に口座残高を把握しておかないと残高不足で支払えないというトラブルが起きかねないので注意が必要です。

(3)電子マネーを利用するときは

スーパーやコンビニで使う商業系電子マネーは毎月の予算を決めてチャージしましょう。
チャージした時の金額を家計簿などに記録し、食料品・雑貨などの利用明細はレシートで確認しましょう。
交通系ICカードの電子マネーは交通費中心に使い、オートチャージ(注1)を利用すると便利です。
クレジットカードでチャージすると、チャージ履歴が分かり、ポイントも貯まります。
注1:残額が設定金額以下になると、自動的に登録口座から設定金額が入金(チャージ)される入金方法です。残額不足の心配がなくなります。

2.新しいキャッシュレス決済 QRコード決済

QRコード決済はスマートフォンを活用したキャッシュレス決済です。初めにユーザー側がスマホに決済用のアプリをインストールし、支払い前にアプリを起動させて、バーコードを読み取ることで利用できます。「ストアスキャン」と「ユーザースキャン」の2種類の読み取り方法があります。

1)ストアスキャン
ユーザーがアプリを立ち上げてバーコードを表示し、店舗側がユーザーのバーコードをスキャンして読み取り、金額を入力して支払いをする方法です。
2)ユーザースキャン
店舗側が提示するQRコードをユーザー側がスマホのアプリで読み取って支払う方法です。

3)決済方法
 次の3つから選ぶことができます。

 前払い方式事前に使用したいQRコード決済サービスにお金をチャージしておいて支払う方法
 即時払い方式 設定しておいた銀行口座から利用金額がリアルタイムで引き落とされる
 後払い方式事前に登録しておいたクレジットカードの利用料金と同時に請求される方法

3.キャッシュレス決済を上手に管理するポイント

 (1) カードの種類と枚数を少なくする(むやみに増やさない)
 (2) キャッシュレス決済のレシートや利用明細をしっかり見る
 (3) 家計簿や家計簿アプリを使って利用金額を記録し請求書を確認する

キャッシュレス決済は現金が動かないので、チャージした時や使った時に記録する習慣をつけましょう。利用金額は月単位で管理すると良いですね。便利な機能を賢く使い、家計管理していきましょう。

みやぎ生協ライフプラン活動は皆様のくらしを応援いたします。

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